特殊なコントロール

画像をスキャンするためのスキャナコントロールには3種類あります。基本コントロール(手動コントロール)を除いて、 binuscan IPMコントロール および MagicMatch コントロールは、特殊なコントロールであり、スキャンした画像に特殊な効果を与えたい場合だけ使用できます。

binuscan IPM

MagicMatch

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概要

基本コントロール

先進のコントロール

画像の拡張

方法

用語集

binuscan IPM

binuscan IPM (I画像処理マシン) は、スキャナで取り込んだ色、解像度、およびフィルタリングを自動的に最適化し、モニタまたはプリンタで可能な限り最適に表現できるようにします。一方、MagicMatchでは、プリンタやモニタで望ましい表現ができるよう、ユーザが積極的にプロファイルを作成したり修正したりしなければなりません。

[binuscan IPM]ウィンドウは、binuscan IPM エンジンによって起動されます。ただし、ハイライト、シャドー、カラーバランスなどのコントロールは、除去または使用不能にされています。その代わり、画像をスキャンするためのスキャンモードとして、さらに3つのモードが用意されています。

カラーをグレーへ

カラーをCMYK B/W

グレーをCMYK B/W

オリジナルはカラーの画像

カラーの画像は、グレースケールに変更されます。画面上に表示される画像は、グレースケールですが、カラーピクセルでシュミレートされているため、 256色のグレースケールスキャンモードより色が鮮明です。

オリジナルはカラーの画像

得られる画像は、グレースケールです。ただし、この画像は、色をシアン、マゼンタ、黄、黒に分離するCMYKを使用したように、4色に分解されます。得られた画像は、2色のグレースケールスキャンモードより鮮明です。

オリジナルはグレー画像

得られる画像は、グレースケールです。ただし、この画像は、色をシヨン、マゼンタ、黄色、黒に分解するCMYKを使用したように、4色に分解されます。得られた画像は、2色のグレースケールスキャンモードより鮮明です。

MagicMatch

MagicMatchは、Kodak KCMSエンジンを経由して起動されます。スキャンコントロールは、binuscan IPMのスキャンコントロールとほぼ同様ですが、カラーマッチングを行うためのプリンタプロファイルをユーザが選択できます。現時点では、MagicScanでプリンタプロファイルのグループを作成しており、これによって、ソースからデータを転送することができます。使用しているプリンタに最適なプリンタプロファイルをプルダウンメニューから選択してください。

:ハイライト、シャドー、カラーバランスなど、一部の機能は削除または使用不可にされています。

スキャンされた画像を処理のための装置に送る方法には、2とおりのルートがあります。1つのルートはカラーマッチングソフトウェアエンジンを経由するルートで、もう1つのルートはスキャナから出力装置に直接転送するルートです。

カラーマッチングエンジンを経由するには、次の手順に従います。

  1. MagicMatchコントロールを選択します。この時点で[Printer Profile]プルダウンリストが使用可能になります。
  2. [Printer Profile]プルダウンメニューから、目的の出力装置を選択します。

: binuscan IPMでは、色、解像度、フィルタリングが画像に最適になるよう、自動的に調整されます。 binuscan IPM ユーティリティは、ほとんどのスキャンジョブに適しています。

ICC(International Color Consulation)互換のプロファイルを使用すると、MagicScanでは、新規のプリンタプロファイルを既存のプロファイルグループに追加できます。このエンジンは、WindowsシステムおよびMacintoshColorSyncシステムと互換性があります。パーソナルプリンタに新規のプリンタプロファイルを追加する場合は、プリンタのドライバを直接コンピュータにインストールします。新規のプリンタドライバがインストールされると、MagicScanは、自動的にそのプリンタプロファイルを更新します。後に、MagicScan上のプリンタプロファイルのプルダウンメニューからそのプリンタプロファイルを選択し、画像出力装置として選択することができます。

[Printer Profile]プルダウンリスト

これを選択すると、カラーマッチングの後、画像が送信される出力装置が決定します。つまり、スキャンした画像の出力先をユーザが選択できます。

異なる出力装置には、異なるカラーキャリブレーションプロファイルが必要です。スキャンした画像をある出力装置(プリンタ、モニタなど)に送信しようと決めた場合は、その装置に対応するプロファイルを選択する必要があります。後に、カラーマッチングを起動してスキャンを行うと、オリジナルと同様な画像を得られます。

出力装置プロファイルは、モニタとプリンタに大別されます。スキャンした画像をコンピュータ画面に出力したい場合は、[No Printer]を選択します。プリンタに出力する場合は、プリンタにもっともよく適合するプリンタプロファイルをプルダウンリストから選択します。画像に使用できるモードは、次のとおりです。

[No Printer]: プリンタプロファイルの代わりにモニタを使用する

[Profiles]: プリンタに使用できるプロファイルをリストする

[Profile Manager]: プリンタプロファイルの追加/削除用のダイアログボックスを表示する

なお、このメニューは、MagicMatch操作モードが選択されている場合だけ操作可能になります。